映画『力俥-RIKISHA-』公式サイト

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  • 2018.12.31「力俥-RIKISHA-」シリーズ4作品
    一挙上映イベントレポート
    @11月7日(水)@新宿バルト9

    左より   あゆか 小野賢章 関智一 小野友樹 アベユーイチ

    11月7日(水)東京・新宿バルト9にて「力俥-RIKISHA-」シリーズ4部作の一挙上映イベントが行われました。 上映終了後、シリーズで主演を務める関智一さん、【草津熱湯編】で若手声優・井之上優人を演じた小野友樹さん、【すみだ旅立ち編】で悩める青年・芳野圭太を演じた小野賢章さん、その恋人・綾瀬ゆかりを演じたあゆかさん、そしてシリーズを通じて監督を務めたアベユーイチさん5名が舞台挨拶に登壇いたしました。登壇タイミングで関さんが舞台につまづくしぐさを見せると、続く登壇者も相次いで蹴躓きながら壇上へ。アベ監督は事故レベルの転倒を披露して会場を驚かせました。 シリーズを通じて主演をつとめられた関さんは、アベ監督、脚本のむとうやすゆきさん、プロデューサーの真崎春望さんらが自主制作ではじめられたこの作品が劇場で上映されたことに感無量であることを述べ、アベ監督も短編4作品が揃って約2時間となり大きなスクリーンで上映されたことに喜びを隠せない様子でした。 約5年前に撮影された【草津熱湯編】に出演した小野友樹さんは、撮影初日に2020年の東京オリンピック開催が決まったことが話題になっていたことや、関さんの誕生日を現場でお祝いしたことなどが思い出に残っていると感慨深く語り、作品の中と同じく当時師弟関係だった関さんと緊張しながら共演したが、腕立て伏せや長時間温泉に入りながらの過酷な撮影でギブアップしたことが何度かあることを述べると、関さんからは撮影中に呼び出して本気で説教したというエピソードが披露されました。 今年【すみだ旅立ち編】の撮影に参加した小野賢章さんは、すみだ方面にあまり来たことがなかったので、関さんの牽く人力俥に乗る場面では観光をしているような気持ちだったが、関さんと芝居をするシーンで何度もNGを出してしまい、関さんに何個もお弁当を食べさせてしまったと恐縮。すると関さんからは、これまでいろいろな作品で共演してきたが、なんでも軽々とこなしてしまう賢章さんのとても人間的な一面が見られたことが嬉しかったとお話をされました。 同じく【すみだ旅立ち編】に出演されたあゆかさんは本格的な演技初挑戦で緊張していたが、初日に賢章さんとの会話で緊張がほぐれたことを話し、上映時に笑いも起きた強烈なビンタシーンについて、賢章さんに“本気でいって”と言われたと告白。あゆかさんはキックボクシングをここ3年ほどやっていることも明かされると、賢章さんはそれを知っていたら“本気”など言わなかったとポツリ。監督もこのシーンではSEも足さず、撮影時にエキストラの人たちが一斉に振り向くほどの迫力だったと述べ、このシーンは1回でテイクOKになったが、関さんはテイクを繰り返していたら今日ここに賢章さんの遺影を持ってきていたはずだとコメントされました。 また1作目に出演した土屋太鳳さんについて、土屋さんのブログに「力俥」撮影時に監督や関さんからかけられた言葉がお仕事の支えになっていることが司会者から紹介されると、監督からは土屋さんが演じるヒロインにあわせて役作りをされ現場に現れたこと、関さんからは土屋さんのあまりの可愛らしさに彼女を載せて人力俥を牽くシーンではみんなが振り返り、一般の方から彼女が誰かを何度も聞かれたというエピソードが披露されました。 最後にイベントで披露された朗読劇「リック&ショウ」シリーズのお話や、「力俥」新作ができた場合には新たな役や、これまでの役が再び登場できるのではという話でキャスト一同が盛り上がり、監督もこの作品を作っていきたいと力強く語り舞台挨拶は終了いたしました。